ミルク・授乳
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ミルクの作り置きが2時間以内の理由【ミルクを使い分ければ夜中の調乳がラクになる】

すず
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毎晩、子どもが泣くたびに起きてミルクを調乳するのは体力的にも精神的にもつらい。少しでも時間がかかるとグズって眠ってくれないことも….

粉ミルクは保存する温度によって作り置きできる時間が変わる製品。粉ミルク、お湯、湯冷ましを使ってご自身で調乳するからです。

一方液体ミルクは、製造過程で加熱殺菌されている製品で、哺乳瓶に移しかえればそのまま授乳できます。

この記事では、粉ミルクを作り置きできる時間について解説します。この記事を読めば、夜中の調乳がラクになるミルクの使い分けができるようになります。

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5歳の娘と3歳の息子(双子)のママです。 夫が双子なので息子が双子だと分かったときはビックリしましたが、双子一家のママとして毎日、家事や育児に奮闘しています。 このブログは、ふたご育児に役立つものをメインに紹介しています。
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粉ミルクの作り置きが2時間以内とされる理由

粉ミルクの作り置きは2時間以内とされることが多いです。これは乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインに記載されているからです。

乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン

FAO (国連食糧農業機関)及びWHO(世界保健機関)が作成したものを厚生労働省が仮訳したもの。

ガイドラインには以下のように記載されています。

2.1.8 保存及び授乳時間
  • 授乳されなかった粉ミルクは全て調乳後2時間以内に廃棄する(冷蔵状態のものは除く)。
  • 調乳後の粉ミルクは冷蔵庫(5°C 以下)で 24 時間まで保存できる。
  • 残った粉ミルクは全て廃棄する。
  • 継続授乳あるいはボーラス投与(鼻腔栄養又は経管栄養)による授乳は、室温で 2 時間以内とすることが望ましい。
  • 継続授乳あるいはボーラス投与による授乳中は粉ミルクを温めてはいけない。

粉ミルクの作り置きは常温では2時間以内

粉ミルクの作り置きは常温では2時間以内とされています。これは、『5℃以下であれば病原菌の増殖をふせぐことができるが、それ以上の温度で長時間おかれた場合は増殖する可能性がある』からです。

調乳後、2時間以内に授乳しなかった場合で、どうしても保存しておきたいときは、5℃以下の環境であれば24時間以内の保存ができます。

ガイドラインには、「授乳の都度、新しく調乳することが最良である」とも明記されています。基本的にはその都度、調乳することが推奨されています。

製造メーカーは粉ミルクの作り置きは廃棄するよう明記

しかし一方で、粉ミルクの作り置きはできない、という話を聞くことも。ほとんどの製造メーカーは粉ミルクの作り置きや飲み残しは廃棄するように明記しているからです。

  • 授乳時間にあわせて調乳する。
  • 調乳後のミルクは保存しない。
  • 作り置きや飲み残しを再度飲ませてはいけない。
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この3つは、よく書かれている注意点です。

粉ミルクはあなたご自身が調乳する製品だとお伝えしました。調乳する環境や、哺乳瓶などの消毒状況など、作る人によってミルクの衛生面が変わることも。

製造メーカーが作り置きしないように明記しているのは、このように調乳する人の環境や、知識によって製品の状態が変化する可能性が高いからではないでしょうか。

粉ミルクの作り置きに関する注意点は3つ

ガイドラインによれば2時間以内の粉ミルクの作り置きはできますが、以下の3つについて注意するよう書かれています。

  • 製造メーカーは作り置きはしないよう表記している
  • 子供の生後日数や健康状態を考慮する
  • 保存する温度によって作り置きできる時間は変わる

それでもやっぱり粉ミルクの作り置きは不安。と感じる人は液体ミルクを検討してみてください。粉ミルクと液体ミルクでは調乳にかかる手間も衛生面も大きくことなります。

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液状ミルクは安全性がとても高い製品なんです。

粉ミルクと液体ミルクの違い

粉ミルクと液体ミルクの違いは以下のとおりです。それぞれの特徴をしっかり押さえておきましょう。

  • 粉ミルクは自身で調乳する製品
  • 液体ミルクは加熱殺菌されている調乳済の製品

粉ミルクは自身で調乳する製品

粉ミルクは初めから自分自身で調乳する製品です。粉ミルク、お湯、湯冷ましを計量しながら調乳するからです。

お湯、湯冷ましは一度、煮沸したものを使うなど、調乳するために適切な知識を身に着ける必要があります。

粉ミルクは調乳する人や作る環境によって、その都度、衛生面が異なることも。作り置きするときには充分に注意して行うようにしましょう。

液体ミルクは加熱殺菌されている調乳済の製品

液体ミルクはすでに調乳されている製品。哺乳瓶に移しかえればそのまま授乳することができます。

製品によっては、製品缶にアタッチメントを取り付ければ、そのまま授乳できるものもあります。

粉ミルクとの大きな違いは製造する過程で加熱殺菌されていること。粉ミルクとくらべて安全性の高い製品と言えます。

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粉ミルクは自分で作るから途中で殺菌することはできません。

粉ミルクと液体ミルクのメリット・デメリット

粉ミルクと液体ミルクのメリット・デメリットは以下のとおり。もっとも大きいのは衛生面による違いです。

ミルクの種類メリットデメリット
粉ミルク・値段がやすい
・細かく計量できる
・色々な種類がある
・衛生面の不安がある
・調乳する手間がかかる
液体ミルク・衛生面の不安がすくない
・調乳しなくていい
・値段が高い
・細かく計量できない
・種類が少ない

粉ミルクのメリット・デメリット

1番のメリットは値段が安いこと。次に味の種類が豊富なことと、少量からでも調乳できることです。

粉ミルクには、缶タイプ、スティックタイプ、キューブタイプの3つの種類があります。それぞれを使いわけることで計量する手間を大きく減らすことができる使い勝手のよい製品です。

一方デメリットは、自分で調乳する手間がかかること。哺乳瓶などの消毒も必要になるため外出先での調乳は苦労します。

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作り置きできる条件も限られます….

液状ミルクのメリット・デメリット

1番のメリットは調乳しなくていいこと。加熱殺菌されているので衛生面の不安がありません。

哺乳瓶に移しかえればそのまま授乳できるので、赤ちゃんを待たせることなく授乳できます。

液体ミルクは1缶で販売される製品です。そのため新生児などミルクを飲む量が少ない時期には不向きです。

粉ミルクと比べて、製品の種類が少なく、値段も高くなりやすいです。液体ミルクは粉ミルクの補助的な役割として使うのが家計への負担が少ないです。

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粉ミルクと使い分けて調乳の手間を減らしましょう!

ミルクの作り置きは夜中の調乳をラクにしてくれる

ミルクの作り置きは夜泣き対策に有効です。すぐにミルクを飲ませられるので赤ちゃんがグズって寝てくれないことがないからです。

ただ、夜中にミルクを作り置きしたいけど粉ミルクの作り置きはやっぱり不安。そんな人には液体ミルクがおすすめです。加熱殺菌された調乳済のミルクなので安心して授乳できます。

一方で、私と同じように双子育児をされる人は授乳間隔が短くなりやすいので、粉ミルクを作り置きする方法も選べます!

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夜泣する時間帯が分かってくると作り置きできるようになります。

ミルクをすぐに授乳できる温度に保つにはボトルウォーマーがおすすめです。1℃単位で温度設定ができ、朝まで同じ温度を保つことができます。

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粉ミルクの種類は3つ

粉ミルクには以下の3つのタイプがあります。ミルクを調乳する手間を減らすためにも、しっかりメリットを押さえておきましょう。

項  目大缶タイプスティックタイプキューブタイプ
計量方法専用スプーン(20ml~)1袋(100ml)1個(40ml)
メリット・細かく計量できる
・値段が安い
・計量する手間がない
・携帯するのに便利
・計量する手間がない
・計量間違いがない
・携帯するのに便利
デメリット・計量する手間がかかる
・保管場所をとる
・100ml単位の計量となる・40ml単位の計量となる
使い分け方日中などの手間がかかってもいい場面外出先や夜間などの手間を減らしたい場面外出先や夜間などの手間を減らしたい場面

大缶タイプ

もっとも多く使われているタイプの粉ミルク。味の種類が豊富で、値段も安いので使い勝手がいいからです。

20ml単位から調乳できるので赤ちゃんの成長にあわせてミルクの量を調整できるので新生児のミルクとしても使いやすいです。

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最初は産院で使われていたミルクを飲ませることが多いです。

夜中にミルクを計量する手間を減らしたい人にはミルクケースがおすすめ。こちらの製品は3回分のミルクを小分けにできるだけでなく、粉ミルクがこぼれない挿入口付きとなっています。

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1回分は240mlまで!

スティックタイプ

一度にたくさんのミルクを調乳したいときにおすすめです。1袋に100ml分の粉ミルクが入っているので、素早く調乳できます

スティックタイプはお出かけにも重宝します。リュックのポケットにサッと忍ばせておけば、すぐに調乳を始められます。

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100ml以下のミルクの調乳には使えませんが、荷物にならないし、サッと調乳できるので助かります。

キューブタイプ

もう少し細かく調乳したい人にはキューブタイプがおすすめ。キューブひとつで40mlのミルクを調乳できます。

スティックタイプと同様にお出かけにも重宝します。

ただ、一袋を使い切らない場合はキューブの保管方法に注意が必要。湿気が多い環境だとキューブが湿ってしまうことも。

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一袋使いきれない場合は、保管方法を考えておきましょう。

液体ミルクの種類は2つ

液体ミルクには以下の2つの種類があります。

  • アタッチメントを付けてそのまま授乳する
  • 哺乳瓶に入れ替えて授乳する

アタッチメントを付けてそのまま授乳する

液体ミルクは常温でも飲ませられる製品です。製品缶に専用アタッチメントを付けることで、哺乳瓶を使うことなく授乳できる製品もあります。

夜中に起きてミルクを哺乳瓶に移しかえているとこぼしてしまうことも。専用アタッチメントでそのまま授乳できたら、いろいろな手間をすべて省くことができます。

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暗い部屋でミルクを調乳するのは大変。寝不足なこともあってイライラすることも。

哺乳瓶に入れ替えて授乳する

液体ミルクでもっとも多いのが哺乳瓶に移しかえるタイプです。哺乳瓶を準備する手間はかかりますが、粉ミルクの調乳と比べたらずっとラクになります。

いつも使っている粉ミルクと同じ製品の液体ミルクが選べるなら、哺乳瓶に移しかえるものを選びましょう。ミルクの種類が変わると赤ちゃんが嫌がって飲んでくれないことがあるからです。

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アタッチメントを付けるタイプは製品の種類があまり多くありません。もっとも大切なのは赤ちゃんが好きな味を選んであげること!調乳の手間がなくなるだけでもグッと楽になりますよ。

作り置きする時間が長い人は液体ミルクを活用しよう

この記事では、粉ミルクの作り置きが2時間以内とされる理由について解説しました。

  • ガイドラインによると常温での作り置きは2時間以内とされている。
  • 5℃以上の温度で長時間保存すると病原菌が増えるリスクが高まる。

ガイドラインで示されていても、製造メーカーは作り置きしないように明記していることがほとんど。やっぱり作り置きには抵抗があるという人は、ミルクを使い分けることで調乳の手間を減らしましょう。

液体ミルクは製造の過程で加熱殺菌された安全性の高い製品です。作り置きに不安がある人も安心して授乳できます。

毎晩、起きてミルクの調乳をするのはとてもツラいです。素早く調乳できないと子どもの夜泣きが続くだけでなく、自分自身も寝不足になり、疲れ果ててしまうことも。

調乳にかかる手間を少しでも減らしたいと悩んでいる人は、粉ミルクにこだわらず、液体ミルクを活用してみましょう。

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